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スペリオール 新人コミックオーディション 第8期生審査発表!!

大賞 声と恋の話 岩澤イトミ
連載作家賞 スモーカーズ 三郎
優秀賞 ざわざわ 太田つむる
奨励賞 アホフェスタ オカシノ・ユウジ
敢闘賞 よく話し合ってください ヤマト
敢闘賞 大政村 よもや鳩子
敢闘賞 遺体 今橋元
第8期審査員・太田垣康男氏の総評とインタビューはコチラ
太田垣康男氏総評

 プロの漫画家を目指す以上は読者を想定しない漫画は無価値、と心得てください。
 新人賞に応募してくる作品の多くは身の上話や愚痴で、作者本人が慰めの道具として漫画を描き、読者には賞賛のみを求め、否定的な意見には耳を塞ぐ、というアマチュア意識の新人が多いです。根本的にプロとアマチュアは何が違うのか、を意識するべきでしょう。
 読者を喜ばせる、驚かせる、感動させる、笑わせる、怖がらせる、泣かせるetc。まず新人は自分の最初の読者を見つける所から始めるべきだと思います。友人でも恋人でも家族でも良い。読んだ人がお世辞でなく「面白い」と言ってくれる為には、どんな工夫をすれば良いのか。物語も演出もそこが出発点、プロ漫画家の第一歩です。
 あなたの最初の読者が幸せな気分になる漫画をぜひ描いて下さい。

編集部総評

 第8回スペリオール新人コミックオーディションに沢山のご応募をいただき、ありがとうございました。当賞はおかげさまで回を増すごとに応募総数が増えています。今回も、前回を大幅に上回る沢山のご応募をいただき、審査の結果、岩澤イトミさんの大賞受賞となりました。
 今回は、これまでの中でも特に激戦となりました。質の高い作品が多く、特に岩澤イトミさんと太田つむるさんの作品を巡って、編集部内でもどちらを大賞に推すべきか激論になりましたし、私自身も非常に悩みました。太田つむるさんは絵の表現力がすばらしく、また、テーマの説得力という点でも新人としては目を瞠るものがありました。一方の岩澤イトミさんは、正直なところ絵はまだまだ課題が多いのですが、キャラクターが非常に魅力的で、読んでいる者を思わず笑わせる底力がありました。
 激論の末、「たとえ荒削りであっても“漫画が面白い”すなわち“キャラクターが魅力的である”ということこそが、漫画作品にとっては最も大切である」という原点に立ち返り、岩澤イトミさんを大賞とすることに決定いたしました。「面白いとは何か」を改めて根底から考え直す機会になったという意味で、私たち編集サイドにとっても非常に勉強となった審査会だったように思います。
 今号では181ページから、新人漫画家1巻本コンペ「ルートNEO」(詳細は第23号180ページ参照)を通過した山本亜季さんの「ヒューマニタス」が再開します。また、第2号(12月25日発売)からは、同じく「ルートNEO」通過作品「ヒュプノス」(成瀬乙彦氏)も始まります。この2作品は単行本化することが既に決定しています。次なる才能を世に送り出すべく、2回目の「ルートNEO」コンペも年内に編集部内で実施いたします。
 現在のスペリオール誌面をご覧になると、新人の連載が少ないので、「あまり新人に力を入れる気がないのかなあ」と思われる方もいるかもしれません。しかし、実際はその逆です。新人漫画家の 連載がまだまだ少ないからこそ、私たちは戦力となる新人漫画家の連載を送り出そうと水面下で日々試行錯誤しています。
 この総評では毎回書いていることですが、私たちは次のスペリオールを作り出してくれる新しい才能を待望しています。次回も沢山のご応募をお待ちしています!(編集長 菊池)