BIG3NET(ビッグスリーネット)BIG3NET(ビッグスリーネット)ビッグコミックオリジナルビッグコミックスペリオール
ためし読み特選コラム・マンガ壁紙・ブログパーツ
最新刊情報連載作品の紹介次号予告新人コミックオーディション最新刊コミックアンケート&プレゼント西原理恵子の人生画力対決
味いちレシピ 味いちもんめの舞台裏実写版ラーメン鑑定団こども奥さんスペリオールHISTORY
【新・味いちもんめ】の舞台裏
第6回 今日も食べては書いてます! …Vol.3 東北食い倒れの旅《後編》
『新・味いちもんめ』改め『味いちもんめ〜独立編〜』も、おかげさまで大好評! 引き続きご声援のほどを!! さて、ちょっと久しぶりの更新になりますが、福田幸江氏の“食い倒れコラム”。第3回は、みちのく編の後編です!
文/福田幸江(『新・味いちもんめ』シナリオ執筆者)
東北で食べた美味しいご飯たち
そういえば初日、前沢に立ち寄って食べましたっけ。前沢牛のロース。最高級の脂がノリノリ〜!
ヒレの中でもシャトーブリアンと呼ばれる憎いヤツ。今度はいつ、前沢牛を口にできるのだろう?
前沢牛の握り。お口の中でとろけちゃう〜、ってな食感。初めていただきましたが美味かった!
青森イチゴ煮。ウニとアワビを煮たおつゆ。出汁がでまくっていて、贅沢気分に浸れる一品。
ひっつみ汁。すいとんのような具沢山の汁物。地方によって入れるお肉が鶏だったり豚だったり。どちらも美味!
つみれといえばイワシかアジしか食べたことなかった私。初めて食べたサンマのつみれ汁は最高! 宮古バンザーイ!
時間がなくて東北道のサービスエリアでいただいた「じゃじゃ麺」雰囲気は十分、味わえました。
サービスエリアの盛岡冷麺。その後「ぴょんぴょん舎本店」でも食べましたが、忘れられない味となりました。
ホタテ、岩牡蠣、サンマ、ホヤ、タラ。ウニ、タコ、マグロ…み〜んな宮古で水揚げされたもの。
宮古市魚菜市場。地物の魚介類、野菜類が集まる市民市場。ここでは「ボリボリ」というキノコを購入。
遠野はカッパを売っている! んなワケない。カッパ伝説が残るカッパ淵近くにある農産物直売所なのであった。
食べ物ばっかなんで風景を。十二湖の青湖ですが、実際はもっと透明度が高く底が丸見え。一見の価値、大いにアリ。
東北土産。見たら液体系が多いここと! このほかにポリタンク2個の水もあるんですよね。運転中、車が重く感じたのもムリないか…。
ちょっと間があいてしまいましが、東北食い倒れの旅、後編です。
秋田の夜を満喫した翌朝、朝食用に駅弁の「鶏弁当」を買い求め、車に乗り込んだ我が“食欲一家”。
予定では日本海沿いを北上し、青森へ…というけっこう無謀なプラン。距離的には車をすっ飛ばせば行けなくもないのだけれど、その道々に観光やお食事プランを盛り込んでいたため時間がもったいな〜い。てなわけで、車中で駅弁を頬張りつつ一路青森へ。
途中ハタハタ館なる場所で試食を楽しみ、あっという間に青森県へ突入。そして満腹一家は今回の目的の1つでもある観光スポット「十二湖」へ。
ここは世界遺産・白神山地にあって、江戸時代に起きた大地震によってできた湖沼群があるところ。その中の青湖がつとに有名で、無色透明の水なのに青銅色に輝いて見えるという代物。
でも、私の目的はこれではない!白神山地の湧き水が汲める場所があるんですね〜。実は水を汲みにきたってワケです。東北旅行では毎度、各地の名水をペットボトルに入れて宿へ持ち帰り、レギュラーコーヒーを淹れて飲む、というのも楽しみの一つでありまして…。
今回は3回目なので用意は完璧っス!ペットボトルはもちろん、母と叔母へのお土産用に20リットルのポリタンク2個、ご用意させていただきました〜っ。水ならタダだし。しかし、元気な弟カップルが「せっかくだから、有名な青湖を見たいよぉ〜、白神山地の気分を味わいたいよぉ〜」というワガママを言うので、仕方なく青湖へ…。メタボな体には少々つらい道のりではありましたが、目の前に現れた青湖はなんとも神秘的で鳥肌が立つほどの美しさ! 水汲んで帰ろうなんて私のほうがワガママだったわ!
しかし…過去2度も訪れたていたのに、なぜこれを見なかったのでしょう?…きっと食欲の皮が突っ張り過ぎて食い急ぎ、見落としていたのでしょうね。私はもったいないことをしたと、かなり後悔しました。何ごともほどほどが肝心というワケです。
昨今の食品偽装や中毒事件も会社が営利を追求し、急成長させている途中で起こったこと。先を急ぎ過ぎて、肝心な安全性を見落としてしまったのだと思います。
あ、思い出した!数年前の京都取材で老舗料亭のご主人が、すごくいいことおっしゃていたのを!
「京都の有名店の多くが東京に出店している中、東京進出はされないのですか?」
という私の問いに、
「ウチは考えてまへん。代々受け継がれたものを守りつつ、今は足元をよく見て、一歩、一歩進む時やと思っています。屏風は広げすぎるとパタっと倒れますよって」
と。経営を屏風に例え、欲を出しすぎちゃいけないという戒め、さすが老舗の経営者。含蓄のあるお言葉です。
しかし、こんな名言を過去に聞いておきながら、今の私って…!!
とチョッピリ反省はしたものの、食べる「欲」はどうにも止まらない…。
その後、夕日を眺めつつ深浦漁港近くでお寿司を食べ、夜は青森市内でカニ、活けイカ、ホタテ三昧。2軒目に場所を移してイチゴ煮、ざっぱ汁などの郷土料理に舌鼓。翌日は青森名物、盛岡冷麺&じゃじゃ麺を食してから龍泉洞を経て宮古へ突入。
お寿司、岩牡蠣、ウニごはん、ひっつみ汁を食べつくし、手打ちソバでシメ。最終日は遠野経由で一路東京へ。その間も各SA、PAで名物料理を食べつつ、最後は佐野ラーメンでいっちょ上がり。ふ〜満腹、満腹。
実家にたどり着き、お土産を広げたらご覧の通り。食欲の皮が突っ張った満腹一家のお土産はすべてが食品!しかも大量!さらに宅配便でも前沢牛が届く!サラミだ?すいとん粉だ?前沢牛カレーだとぉ?「取材を兼ねて…」なんて、言い訳が通じないほどの衝動買い&無関係な品々。このままじゃ経済破綻で私がパタリと倒れちゃうかも!? 誰か私の食欲を止めてくれ…。