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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第8回 今日も食べては書いてます! …Vol.5 北海道は春だよ〜
最近、『味いちもんめ』からみの出張が全然ないせいか、福田氏は別件取材で北海道へ行ってきたらしい…。仕事とはいえ、ちょっと羨ましいですな。
文/福田幸江(『新・味いちもんめ』シナリオ執筆者)
登別といえば、クマ牧場でしょ〜。というわけで「ハ〜イ!クマです」。
登別・地獄谷のシンンボル、赤オニ。温泉は入りませんでしたけど。
春ニシンは臭みもなく、歯ごたえがあって上品なお味。初体験の味でした。
北海道の地魚ハッカク。脂も適度にあって、繊細な白身といった感じ。
なぜかタラコが大好物な私。塩加減もほどほどで、美味かったよ〜!
初めて食べたカジカ汁。オレンジ色の憎いヤツが肝。肝ウマ〜でした。
辺り一面に蕗の薹(ふきのとう)を発見。ウチの母がいたら、ソク収穫するんだろうな…。
帰りの新千歳空港内にある居酒屋さんにて。豪華〜なイクラウニ丼!
帰りは日本酒「熊ころり」を一杯。私はコロリとはいきませんでしたが。
 新・味いちもんめのシナリオの他に、たま〜にではありますが、違う雑誌の仕事もしておりまして、先日、料理とは無関係の仕事でしたが、小学館の学年誌『小学五年生』の取材で、札幌&登別に行ってきました(その仕事っぷりは、小学五年生をご覧いただければ幸いです)。
 一泊二日という短い日程でしたが、仕事は順調に終わり、さすが分かってらっしゃる編集のアベチューさん、酒好き、料理好きの私を思ってくれてか、夜は札幌のおすし屋さんで、主役の、そにしけんじ先生を囲んでお食事会! やっぱりここは道産ものでしょ〜と、札幌在住のそにしけんじ先生にススメられつつ、ウニ、生筋子のしょう油付け、ツブ貝、ホタテ、甘エビ、北海ダコ、イカ、カニみそなどをつまみに北海道限定生ビールをガブガブ。握りはタラコ、ハッカク、春ニシン。シメにカジカ汁をガッツリいただいて、ごちそうさま〜!…とまあ、お腹大満足の一夜を過ごしたわけですが、ただ大メシ食ってるワケじゃあありません。食べたものをちゃんとメモして、帰ってからいろいろと調べたりするのです。
 ニシンは通常、身欠ニシンに加工したものを煮炊きしたり、干物加工して焼いて食べます。鮮魚の場合でも塩焼きなどで食べるのが一般的。でも鮮度が良いものに限り、刺身や握りで食べるそうです。
 また、太平洋ニシン、大西洋ニシンの2種類があるとされ、どちらも寒流域の回遊魚。その中の太平洋ニシンは獲れる季節や漁場によって、春、夏、湖沼等の名をつけて呼ばれています。
 私がいただいたのは春ニシン。別名「春告げ魚」とも呼ばれていて、春、産卵のために沿岸に近づいてくるそう。春告げ魚なんて、なんとステキな呼び方なんでしょう! つい、長い冬を耐えて過ごした北国の人々が、ニシンを見てやっと巡ってきた季節を喜ぶ…、なんて情景を想像しちゃったりしました。
 そしてシメにいただいたカジカ汁。トゲカジカと呼ばれる魚を使った北海道の鍋料理で、三平汁、石狩鍋と並んで有名なものなんだとか。ぶつ切りにした身と肝を入れた味噌仕立ての汁は格別な旨さで、「鍋こわし」の別名があります。これは「鍋の底を箸でつついて壊してしまうほど美味しい」ということから名付けられたそうです。
 このように、郷土料理にはそれぞれ生活に密着した謂れがあって、食べて美味しく、なるほどと唸らせるお話しがいっぱいあります。
 今回は、伊橋くんの独立話。店長として、伊橋くんは自分なりの料理を出さなくてはなりません。その献立の一つに、伊橋くん風のアレンジを加えた郷土料理もありかな…などと考えています。
 また、千歳空港から車で移動する際、あちこちで蕗の薹(ふきのとう)が顔を出しているのを見たとき、伊橋くんも季節ごとに、野山の山菜を取りに行ってもいいかな…などとも思いました。
 そういえば、取材をさせていただいた京都の有名料理店のご主人から、自分で野菜を作ったり、山へキノコ狩りに出かけたりしているとうかがったことがあります。伊橋くんにもそんな経験をさせてあげたいですよね。…って、自分が経験して飲んだり食ったりしたいだけだろ? なんて言われそうですが。
 まあ、こんな感じでちゃっかり別件仕事でネタを収集したり、食事をするたびに満腹でボコッと突き出したお腹をさすりつつ、日夜ネタ作りや展開を考えているのでした。
 余談ですが、九州地方だけはまだ一度も行ったことがありません。美味しい郷土料理がいっぱいあるんでしょうね〜。九州への出張仕事がありましたら、ぜひお申し付けください。海に潜れと言われれば潜りますし、着ぐるみ着て取材もします。運転もできます。もちろん、大食い、大酒飲みは得意です。なんでもやります!