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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第15回 今日も食べては書いてます! …Vol.12 この仕事をしていなかったら…
忘れた頃に見つかった昔の写真を見ていて、「そういえばあの頃は…」と、当時の自分を振り返ったりしたことありません? そういう時間って、わりと楽しかったりするものですよね…
文/福田幸江(『新・味いちもんめ』シナリオ執筆者)
ドゥルワカシー
豚のお出汁が効いていて、ほんのり甘くコクのあるドゥルワカシー。田芋は子孫繁栄を意味し、お祝い料理には欠かせないものだとか…。
足ティビチ
足ティビチは、口の中でとろけそうなくらい柔らかく煮込まれた豚足料理。コラーゲン豊富で美容にもいいとのことで、なおさら大好物に。
鷹ヶ峯唐辛子
唐辛子は辛い品種と甘い品種とがある。鷹ヶ峯唐辛子は後者。香りが高く、独特な甘みがある。焼いたり、あげたり、煮物にしてもウマし。
湯葉
豆乳を温めたときにできる膜が湯葉。始めに引き上げられたものは色が薄く、後になるほど豆乳が煮詰まって、色や味が濃くなるのだそう。
若狭ぐじ
若狭湾で獲れたアカ甘鯛にひと塩したものが若狭ぐじ。それをウロコを取らずに焼いたものが若狭焼き。もちろん、ウロコも食べま〜す!
 最近インターネットの表示が遅いな〜と思っていたら、ハードディスクの空き容量が少ないのが原因らしいということが発覚。
 常駐ソフトがどうのとか、一時的なファイルが貯まっているとか、いろいろ問題があるらしいのですが、PC音痴の私は何が何やらサッパリ。ヘタにいじくって使えなくなっても困るので、まずは資料写真として貯めこんだデジカメ画像を整理することに…。写真を整理していると、本来の目的を忘れ、物思いにふけってしまうこともしばしば。過去にも整理を目的に作業を進めても、必ず途中で時間切れ、というのが常で…。さて今回は?

 写真を見ていたら、この仕事をしていなければ、一生食べたり見たりしなかっただろうな〜というものがあることに気づいちゃったのであります。

 その昔、沖縄料理を取り上げた話を書いたことがあり、沖縄まで取材へでかけたことがありました。その時いただいたドゥルワカシーは、知らなければ口にしなかったであろう料理です。

 『ドゥルワカシー』は田芋(沖縄ではターンムと発音)とムジ(田芋のずいき)、豚バラ肉、干し椎茸などを炒めて煮たあと、きんとん状に練った料理です。
 料理名にも驚いたのですが、普段食べているものと異なる風味と、ねっとりした舌触りが新鮮で、大変感動したのを覚えています。その後、複雑なコクと飽きのこない味が忘れられず、レシピを探してみましたが田芋が手に入らず断念。でも最近では、沖縄料理店でも置く店がでてきたので、そこで楽しむことにしています。

 また、『足ティビチ』という豚足を煮込んだ料理は、今ではお馴染みの味ですが、当時は豚足自体を食べたことのない私にとっては、まさに驚きの食材でした。今では泡盛のアテに欠かせない、大好物の一品になりましたが…。

 そして長く書かせていただいた京都編では、京都の伝統野菜の現場を見る機会に恵まれました。畑で実った鷹ヶ峯唐辛子やきゅうりをポチっともいで、そのまま口にした味は今でも忘れられません。

 また、湯葉屋さんへも押しかけ、伊橋くんの居候先のモデルにさせていただいたことも。早朝に伺ったのにも関わらず、ご主人が指でひょいひょいとつまんだ朝一番の湯葉をその場でご馳走してくれたのですが、あまりの美味しさに大感動。図々しいくらいにお腹いっぱい食べてしまったほど。

 それから京料理を食べる機会もグンと増え、甘鯛(ぐじ)も初体験。ひと塩の若狭ぐじの焼き物は上品で香ばしく、旨みがギュッと凝縮された味でした。高価なので滅多に食べられないけれど、機会があったらまた食べたいな〜。

 そんなこんなで、普段では経験できないことができるこのお仕事。取材先の方のご厚意を思い出し、本当にありがたいことだと写真を整理しつつし、みじみとしていたワケでして。

 しかし、気づけば引越しの整理をしているときに、数十年前の新聞や雑誌が出てきて読みふけてるかのごとく、時間はアッという間に過ぎてゆき、作業は遅々として進まず。

 いつになったらPCの高速化ができるやら、未だ見通しが立ちません。ま、自分の人生さえ見通しがつかないワケですから、ま、焦らずのんびりやろーっと。