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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第20回 今日も食べては書いてます! …Vol.17 倉田先生
作品の原作者と漫画家が直接会って話をすることって、意外と少なかったりするんです…実は。今回は、福田氏と倉田よしみ氏が久しぶりに同席した打ち合わせでのお話です。
文/福田幸江(『新・味いちもんめ』シナリオ執筆者)
倉田先生

いつも優しい倉田先生。私のバカ話もニコニコしながら聞いてくださいます。

店内1

ここのお店の壁には額が飾られていますが、倉田先生曰く「伊橋がお店に置く額はどういものか考えているんですよ」。現在、漫画の中の店舗には額が飾られていません。どんな額が飾られていくのか、楽しみ。

店内2
店内写真のみならず、「マイファーストビッグ」のコラムのお料理写真でもお世話になっている、東京・中野区の和食店「とっとっと」。板長の林田さん、女将さん、いつもありがとうございます。
お通し
席に着いて、まず出されたお通し。3種類の味が楽しめます。今回は左から「カニぬた」、「雲丹のせ豆腐」、「たらこ煮」。いずれも大好物!
前菜
この日いただいた前菜。鯖寿司はあるし、これまた大好物の塩辛も! 幸せな打ち合わせでした〜。
鯛変わり焼き
マイ・ファースト・ビック版の『新・味いちもんめ』のコラムでご協力いただいた松花堂弁当。でも、コラムは1色刷り…あ、そうだ! ここでカラー写真を載せちゃえばいいんだ! …というわけで載せてみました。
松花堂弁当
これもコラム「鯛」の回でご協力いただいたもの。鯛の変わり焼きです。きれいだな〜。
 先日、久しぶりに倉田先生とお会いする機会がありました。伊橋くんが勤める新店舗[楽庵]の参考に写真を撮らせていただいたお店に、ご一緒したときのお話しです。

『板長としてカウンターに立つのだから、伊橋は店内の様子を見渡すかな〜と。今の伊橋なら、当然フロアのお客さんの動きも気になるでしょうし、カウンターからの店内はどう見えるのか見てみたいと思いましてね』
と静かにお話しを始める倉田先生。
 私は内心ドキッとし、目からウロコ状態に。「店の責任者として伊橋くんが店内を見渡す目線」、お恥ずかしい話ですが、考えていませんでした。それはシナリオにも表れていたでしょうし、そういった資料写真も用意していませんでした。これはマズイですよね…
 倉田先生とは年に数回ほどしかお会いできないのですが、お会いする時は必ず適切なアドバイスをくださいます。以前、伊橋くんをあまりにも物分かり良すぎの優等生にしてしまったときも、本来の伊橋の性格を静かにお話ししてくださったこともありました。
 しかし倉田先生はいつものことながら、私のポカをたしなめることもなくニコニコ。 
 そして伊橋目線のお話から、これからの展開について打ち合わせをし、食いしん坊の私に全国の美味、珍味についてお話ししてくださいました。

 好きな話題で私のテンションは急上昇。あまりお飲みにならない倉田先生とは対照的にガンガンとグラスを空ける私。すると、一品料理がテーブルに。その時、過去にもかなりの失礼をやらかしているのにも関わらず、反省心のない私の気が利かないガサツな性格がモロ出しに…。
 倉田先生がさりげなく、お料理をめいめいに取り分け始めていたのです。私は初め全く気づかず、担当編集のG氏が「先生、すみません」の言葉にハッ! あろうことか目上の先生にそんなことをさせてしまった「私達」(達、ここ強調です)。
 しかし先生は「いいんですよ〜」とニコニコ。私は調子よく笑ってごまかし、次のお料理を取り分けることに。しかし煮魚を取り分けるのは難しく、身はボロ ボロになるし、皮はビロ〜ンと繋がったままだし…。倉田先生の美しい取り分け方に比べヒドイものとなり、その場の失笑を買っちゃったのでした。

 その後店内の写真を撮ったりして会はお開きに。倉田先生がお優しい方でよかった、よかったと思った一夜でした。
 少し前、倉田先生が体調を崩された時にふと考えたことですが、伊橋くんと私にとって倉田先生は「『藤村』の親父さん」なのかもしれません。そっと見守り、支えてくれる大きな存在…。
 今回お会いして元気になられたご様子で安心いたしました。くれぐれもお体に気をつけ、これからもご指導よろしくお願いいたします。そして機会がありましたら、また取材出張、ご一緒したいです!