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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第21回 今日も食べては書いてます! …Vol.18 自由が丘、満喫ナイト
料理漫画の仕事をしているからには、食べることも仕事だったりするワケで…。決して若くはない身には、それは結構シンドイことだったりもするんです。が、今回は、担当者のワタシが思わず嫉妬するくらい美味そうな食事をなされたご様子で…誘って欲しかったな〜。
文/福田幸江(『新・味いちもんめ』シナリオ執筆者)
席に着いてまず出てきたのがお豆腐、牛肉、モツの3種類のつき出し。品のいい韓国風のお味で器もおしゃれ!
アボカド入りのユッケ。まろやかで舌の上でとろける感じ。洗面器一杯食べられそうなくらいの美味しさ!
アボカドユッケを韓国海苔にのせて食べるとお酒の肴にぴったり。あまり飲めなくて残念…。次は絶対飲むぞ! と決意させた組み合わせ。
厨房が火事? いえいえ、滅多に手に入らないという和牛の極上シマ腸を焼いているところ。ちなみにシマ腸は牛の大腸だそう。
焼きあがったシマ腸をポン酢でいただく。歯ざわりがよく、脂に甘みがあるのには驚いた。頬の腫れも忘れて思わずビールを頼んでしまった一品。モツ系のお料理は馴染みがなく、興味がなかったけれど、これで目覚めてしまった…。
これがメインの“牛なんちゃら”…ではなく「和牛テールコムタン鍋」。白濁するほど煮込んでいるはずなのに、テールのお肉にはちゃんと味があってトロトロと口の中でほどけていく…。いいお肉を使って火加減に気を遣い、丁寧に料理しないとこうはならないんだろうな〜。
鍋のシメといったらの雑炊。これでコラーゲンを完璧補給。お肌ツルツル、弱った歯茎もキュッ!
豪華な親分の晩ごはん。パタ&ごろさんの「美味しそ〜、いいな〜、自分だけ?」の言葉に、おすそ分けしてくれた親分。もちろん私もチャッカリごちそうに…。
運よくパタさんが誕生日だったこともあり、お店が用意してくれた美味しい手作りデザートをいただきました。ラッキー! ふだん甘い物を食べないけれど、今回は女子らしく別腹発動! 満腹、満腹!
  10月&11月はちょいと忙しく、睡眠もごちそうも酒も完全に欠乏状態で、ツライ日々を送っておりました。そんな忙しさにも先が見えてきたある日「あれ? コラムに書くネタがないじゃん!?」と気づいた私!
 忙しさのあまり、ここでご披露できるような物を食べていなかったため、これはマズイと、昔なじみの友人(通称パタさん)に電話。
 パタさんは旅と雑貨を愛するフリーランスの編集&ライターさんで、地方の料理や名産に詳しく、骨董市などにもよく出かける物知りな人。食べ物のことや器の話も聞きたくて、1週間後会うことに。

 後日届いたパタさんからのメールには、「知人が経営する韓国料理のお店で、場所は自由が丘。牛のなんちゃら鍋が美味しいと勧められたので、それ頼んでおいたよ〜」と書いてありました。
 えっ、なんちゃら鍋? どんな鍋物なの? と、お店のHPで見てみると、その正体は「和牛テールコムタン鍋」というもの。牛と鍋しか合ってないじゃん…。
 そして今度は店内の様子をクリック。するとなんとま〜、おしゃれな店内。さすがセレブマダムが集うといわれる自由が丘! といった感じ。私が行ってもいいの? …と不安になりつつも、「飲むぞ〜!  食うぞ〜!」と、期待がパンパンに膨らんだのでした。

 が! 食事会3日前、突然の激痛とともに顔の右半分がパンパンに膨らんでしまったのです。治療中を中断していた歯が原因なのは自覚していたのですが、腫 れたのは日曜日…。しかし、ガマンしきれず休日診療の歯科へ。体力が落ちていると弱いところに出るらしく、「1〜2日は安静に」と言われて帰宅。一瞬、食 事会をキャンセルしようとも考えたのですが、腫れがひくことを願いつつ、決行することに。
 当日、腫れた右頬をたぷたぷさせながら、自由が丘の韓国流ダイニングキッチン「ICHI」へ。そこでパタさんの友人・ごろさん、オーナーの親分さんと合流(ちなみに3人は仲良しさんで、私はパタさん以外、初対面)。
 そして続々とお料理がテーブルに! 私は韓国料理というと真っ先に浮かぶのが焼肉なので、ニンニクたっぷり、辛くてガッツリというイメージを持っていま した。しかし、一皿一皿、盛り付けがきれいで品が良く、滋養たっぷりでなんとも優しいお味。それまで腫れを気にしてお酒を控えていたのに、思わずアルコー ル消毒と称し、生ビールの小を2杯いただいてしまったほど。美味かった〜。
 その昔、取材したお店ののご主人から、「お料理って人柄が出るものなんですよ」とうかがったことを思い出しました。当時はよく分からなかったのですが、 最近、お料理を食べるときは味だけではなく、素材、調理法、器、盛り付け、サービスの仕方などに目を向けてみるようになって、やっとその意味が分かってき た気がします。
 うかがってみると、オーナー親分の本業は別にあり、飲み食い道楽が高じてお店を開いてしまったのだそう。どうりで随所に拘りを感じるはずだ! 親分自ら サービスしてくれた「和牛テールコムタン鍋」は、干からびたお肌がプルプルになりそうなほどコラーゲンたっぷりで濃厚。しかし、下準備で脂を丁寧にとって いるため、サッパリした仕上がり。そして、野菜はしゃぶしゃぶしてポン酢でいただくという凝りよう。そこでも親分の拘り発見! このポン酢、知る人ぞ知る 大阪の「旭ポン酢」というもので、けっこういいお値段。お店で使って採算とれるのかしら? と思ったけれど、ポン酢マニアの私にはたまらん一品だったの で、ま、いいっか。

 食事が終わると、4人で自由が丘の町に繰り出し、親分行きつけのスナック2軒をはしごして大騒ぎ。その後カラオケボックスへ。今どきの若い人たちの言葉 でオールってやつです。いや〜楽しかった〜! ごろさん、都はるみの歌、最高でした! 親分、すっかりお世話になり、ありがとうございました! 今度は驚 くような飲みっぷり、食いっぷりをお見せします! パタさん、ステキな夜をありがとう! …と、ここまで書いてハタと気づく私。食後の飲み会、本当は遠慮 すべきだったのかな? 親分さんたちは久しぶりの再会だったわけで、私は初対面の新参者。ん〜、図々しかったかなぁ…悩むとこではありますが、ま、いいっ か…。