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第33回 今日も食べては書いてます! …Vol.30 大衆的な料理
狂乱のバブル「イタ飯」ブームも今は昔。世代的にバブルの恩恵に全くあずかっていない担当としては、外食といえばリーズナブルが生命線。その点今回、福田氏が行かれたイタリア料理店は合格かな、えっへん…なんか悲しくなってきた……。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
注文しすぎて料理名を失念したものもあり。合鴨のテリーヌ、ゴルゴンゾーラのニョッキ、野菜のなんちゃら、ルッコラのサラダ、タラのなんちゃら、マルゲリータ、豚肉の煮込み。写真はありませんが、他にオリーブ、なんちゃらパスタ、デーザート3品で、計12品。さすがに満腹で苦しかった…。今度はウエストがゴムのスカートをはいて行こう♪
 リーズナブルな料金でしかも美味しいお店があると友人に誘われて、行ってきましたイタリアン!
 イタリアンといえばバブル期に大ブームとなり、「イタ飯」なんて呼ばれてましたっけ。あ〜懐かしい! 当時はまだ若く(?)お金に縁がなかったため、「イタ飯」は高級料理であり、その高いイメージは未だ心のスミにあって、エイヤッと気合いを入れなければ食べに行けない料理店のひとつでした。
 でも、今回行ったお店は大衆的で「イタリアの食堂」といったイメージ。一度もイタリアに行ったことはないんですけれど(笑)。
 そして感動してしまったのは、お料理が大盛りだったこと! イタリアを旅した友人いわく、「イタリアで食べた料理は前菜からデザートまですべて大盛り」だそうで、それに比べると日本のイタリアンは量が少ないそう。
 よく食べる私にとって「大盛り」ってだけで高ポイント! それに安かった! パスタは一皿800円前後で高い魚料理でも一皿1800円程度。うれしくなっちゃって、ついあれやこれやと大量注文。女2人で料理(デザート含む)12品と生ビール各一杯、ワインをカラフェで1つ、食後にエスプレッソを各1杯飲んで、合計1万円とちょっと。安っ! これなら懐の心配をしなくても行けちゃう値段です。
 肝心なお味のほうはというと、特に高級食材は使ってはいませんでしたが、家庭的でなかなかのお味でした。
 と偉そうに書いてはいますが、私が初めて食べたイタリア料理といえば、子供の頃に行ったデパートの食堂や近所の喫茶店のナポリタンかピザぐらいのもの。しかもそれらは本当のイタリア料理ではなく、アメリカの調味料を使っていたり、日本で考えられたものだったりしたわけです。そういった味に慣れ親しんだ私が、初めて本当のイタリアン(といってもバブル期の)を食べたとき、「えっ? トマトソースが甘くない! 味が足りないのでは…!?」と、首を傾げていたのですから、美味い不味いなんて言える立場じゃないんですが…。
 まあ、人それぞれ味に好みがあるように、満足できるお店も人それぞれですし、私的には値段、味、お店の雰囲気、居心地のよさなど、バランスが取れていて、いいお店と感じたわけです。もちろん食事を共にした人が遠慮の要らない友人だったことも大いに関係しているとは思います。

ちなみに前出の「ナポリタン」は、戦後、神奈川県の横浜にあるホテルニューグランドの総料理長が考案されたと記録にあるそうで、戦後に登場した「ピザ」はイタリアからではなく、19世紀末にイタリア系移民がアメリカにピッツアを伝え、アメリカで独自に発展したものが、戦後日本に伝えられたそうです。