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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第37回 今日も食べては書いてます! …Vol.34 初夏の風物詩
日本料理の素晴らしさは、ただお腹を満たすだけではなく、私たちに季節やその土地特有の香りを届けてくれること。東京というグローバルな都市だってよ〜く鼻を利かせれば、ローカルな土地の香りが残っています。今回、福田氏はそんな香りを求めて……。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
朝顔

夜の朝顔市。咲いてるワケない。夜だもん…。

ほおずき

ほおずきの鉢には、江戸風鈴が1つついてきます。


【今月食べたもの】
外出グセがついたようで外食も多くなった7月。夏は薄着になるので痩せようと思い、女性お笑い芸人さんが痩せて腰がくびれたというDVDを買ってはみたものの効果なし。消費カロリーより摂取カロリーが上回れば痩せるワケないっつーの。

串揚げ

二度づけ禁止の大阪風串揚げ。今月2回食べる。1度に最低15本、他にどて焼きも食べる。

トマト餃子

トマトが入ったジューシーな変わり餃子。

寿司

常磐のスズキ、五島列島のゴンアジの握り。

ハモ

淡路のハモ。落としにして。四角いのはハモの卵を寄せたもの。

やきとん

今月3回も行ったほどはまった焼きとん。一度に8本。他にラーメン、唐揚げも食べる。

もつ鍋

とんこつ出汁のモツ(丸腸)鍋。2人前食べた。

サザエ

殻付きで600gもある大きな房州白浜産のサザエ。つぼ焼きで。

サンマ

旬には早いがサンマの塩焼き。北海道あたりで獲れたもの。

うな重

淡下利根産の天然うなぎ。私同様、脂のってます。

 日本料理は季節感をとても大切にしていて、季節の行事や風物詩から献立を考えたり、盛り付けにも工夫を凝らします。
 『味いちもんめ』の物語は日本料理の世界が舞台なのですから、その辺りの知識や情報もすごく大切です。機会があれば伝統行事や季節のお祭りなどに行き、情報や写真を…と思ってはいるものの、日常の瑣末なことに振り回されていて、なかなか行動できずにいました。そんなとき、偶然目にしたのが朝顔市開催のネット記事。
 朝顔市は江戸末期から続く東京・入谷の風物詩だそうで、毎年7月6、7、8日に行われています。
 東京に居ながら一度も行ったことがないし、来年のネタとして使えるかも? などと思いつつ、姉を誘って最終日に出かけてみました。
 到着したのは夜の8時。それなのに車を通行止めにした通りは大勢の人出で熱気むんむん。独特のお祭り騒ぎに胸が躍ります。
 そして鬼子母神にお参りしていざ写真を撮ろうとしたら、今さら分かり切ったことなのに「朝咲くから朝顔だった…」と愕然。並ぶ朝顔の花はみんなしぼんでしまっていました。
ほんと迂闊なヤツです。ふつう、朝か昼に訪れますよね…。でも、くじけない! とりあえず写真を撮りまくり、2鉢お買い上げ。その後は露店でタコ焼きやら焼き鳥やらを食べて帰宅。朝顔市の成果(?)は来年の今頃、物語にしてご紹介できればと…。(たぶん)

 朝顔市で勢いづいた私と姉は、東京の風物詩第2弾、四万六千日へ!
 四万六千日とは、東京・浅草の浅草寺で毎年7月10日の功徳日に行われるご縁日のことで、この日に参拝すると46,000日(約126年分)参拝したと同じご利益があると言い伝えられているそう。そしてその四万六千日と同時に行われるのがほおずき市。江戸時代より続く初夏の江戸の風物詩です。
 ふだん信仰心のない私たちですが、1日で126年分のご利益とほおずき市が楽しめるなんて「これはお得」とオバチャン根性丸出しで参拝し、お札やお守り、ほおずきの鉢を買い漁りました。もちろん、来年(たぶん)の資料用に写真もたっぷり撮り、浅草名物の人形焼き、雷おこし、せんべい等も忘れずしっかり買いました。
 東京に舞台が移ったのだから、東京の香りがするものを物語に反映すべく、東京ならではのイベントがあれば出かけてみようと思っています。