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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第40回 今日も食べては書いてます! …Vol.37 お店の取材
夏が足早に駆け抜け、すっかり秋めいてきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回は「食欲の秋」到来を前に鼻息荒ぶる(?)福田氏の『味いちもんめ』取材方法を、少し公開しちゃいます。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
鱧ときのこ鍋

鍋好きなので鍋料理があると必ず頼んでしまいます。松茸入りの鱧ときのこ鍋。あっさりだけれど香りが高い一品でした。

アイナメの唐揚げ

アイナメの唐揚げ。アイナメは鱧のように骨が多い魚なので、骨切りしてから料理します。旬は夏といわれているので「名残」のお料理ですね。ちなみにアイナメは、ほぼ一年を通して市場に出回っていて、季節に合わせて煮付けたり、洗いになどにしていただくそうです。

松花堂風御膳

とあるお店で夜のサービス膳「松花堂風御膳」をいただきました。これに鯛、マグロ、サンマの小さなお造りと、ご飯、お味噌汁、デザートがついて2000円。安っ。人件費や光熱費、手間代を考えると赤字じゃ? と勝手に心配していましました。

ザリガニ

隣町の公園でアメリカザリガニ釣りに初挑戦。タコ糸にスルメをつけて池に垂らしてすぐにヒットしたものの、糸を上げるのに時間がかかりすぎサヨ〜ナラ〜。写真は家族が釣ったもの。フランスではエクルビスといって高級食材ですが、このザリガニ釣は秋の味覚(食べるため)ではありません。念のため。

 東京は30℃を超える日もやっと無くなって、空は秋空のように高くなってきました。
 北海道や東北あたりでは、すでに秋模様なんでしょうね。
 スーパーを覗くと、ついこの間まで所狭しと夏野菜が並んでいたのに、その数は徐々に減っていて、栗や松茸、さつまいもやかぼちゃ、魚はサンマが大量に並んでいました。
 南北に長い日本の地形のおかげで、まだ暑い時期でも秋の味覚が楽しめちゃうわけです。
大好きな季節、秋になると「日本に生まれてよかったな〜」としみじみ思ってしまいます。
 美味しい食べ物がたくさん出回るし、夏に弱っていた胃袋が元気を取り戻すし…って、ただの食いしん坊ですね…(笑)。

 和食は季節感をとっても大切にするお料理なので、秋はどうしても和食中心に食べに出かけます。というより、仕事柄や年のせいもあってここ数年はもっぱら和食です。
 『味いちもんめ』のシナリオに登場するお料理は、発売日の季節に合わせているのですが、書くのはその1〜2か月前。書くときにはまだその季節の食材やお料理が無いことのほうが多く、シナリオを書かせていただけるようになった当初は、とても苦労しました。そういった経験からどうせ食べるなら和食、カメラにおさめておけば来年に使える、といった理由で外食は和食中心になっていったのです。
 ただ、名のある料理店はちょっと緊張しますし、お値段もそれなりで頻繁には行けません。
それに高級感あふれる店内でバシャバシャ写真を撮るわけにも行かないですもん。
 そこで考えたのが、山手線の外側で料理人さん1〜2名、従業員さんが3名程度の個人経営の割烹店や和食店。気になるお店にちょこっと入ってみて、気さくなお人柄だと分かるとそこにつけこむ! いや、お願いしてみるのです。
 そして何度か通って親交を深め(?)て、いろいろとお話をうかがったり、特別にお料理を作っていただいたりして、シナリオに反映させていました。
 5〜6年前は「これも仕事」と思っていたのですが、最近は仕事を通り越してほとんど趣味になってしまいました。
 気さくな店主と分かればすぐに話しかけたり、お断りしてから写真バシャバシャ。オバサンの図々しさがしっかり板につきました。それがすごく楽しくて楽しくて。これなら、尻込みしていた高級店にも行けそうな気がします。でも行ったからには、作品に反映させなければ意味ないですよね。それが頭の痛いところではありますが、とりあえず、今は秋の味覚をしっかり味わうことにします。