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第74回 今日も食べては書いてます! …Vol.71 縁に連るれば唐の物
年をとればとるほど、「縁」というものの大切さをしみじみ思うことがあります。考えて見れば、様々な地方の素材が合わさって生み出される料理のお皿も、ひとつの縁の結晶であるかもしれません。今回、福田氏はそんな不思議な「ご縁」を体験されたようで…
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
端唄の会が行われた紀尾井小ホールのロビーで買った端唄のCD。仕事をしながら聞いています!
池袋の養老乃滝本社ビル。地下1階から5階まで養老乃滝が経営する居酒屋さんが入っている、酒飲みには夢のようなビル♪
初めは2階の養老乃滝で飲み会。これはバクハイというビールにウイスキーを入れたもの。昔からある飲み方だそう。そういえば大正生まれの伯父が昭和40年代頃によく飲んでいたっけ。これが結構強烈で早く酔えます。
2次会は1階の一軒め酒場。なんと朝8時オープン!! 午前中は夜勤明けのサラリーマンなどで賑わうそう。朝方まで仕事することが多かった頃にこんなお店があったら!! 昔は仕事終わりの一杯はファミレスが定番で…。
2次会で中村マネージャーが開発したという串カツを御馳走になりました。大阪の串揚げ風でソースを一度浸けしてから出てきます。ソースは大阪風ではなく、ちょい濃くて甘みがあるタイプ。中村さんこだわりのソースだとか。ソースのおかげで衣がしっとりしてて美味かった〜。
 昨年、何度も神楽坂の芸者さんと触れ合う機会を得たのをきっかけに、今は亡き大叔母が端唄の一種で歌沢・寅派の三味線奏者だったことを思い出し、ちょこっとですが、邦楽に興味を持ち始めました。しかし、今までそういった世界とは無縁でしたし、歌沢自体どうなっているのかも分からず、うやむやになっていたのです。
 そんな折、父が良く通っている民謡と三味線の先生が経営する居酒屋さんにフラッと行く機会があり、歌沢について聞いてみたところ、先生の奥様がいろいろと邦楽について教えてくださったのです。
 そして1月最後の日曜日、先生の奥様がご手配くださり、奥様と共に三味線の演奏者であり、作曲家の本條秀太郎氏による端唄の演奏会に行ってきました。
 三味線の演奏会なんて、人生初! 落ち着いた会場に響く生の音は体の芯に響き、歌詞の意味はよく分からなかったのですが、本條さんの声はどこか艶っぽく心地よいものでした。なんだか久しぶりに感動し、大ハマり。で、書籍やらCDを買うだけでは飽き足らず、子供を三味線のお稽古に通わせることに。(子供が飽きてしまったら自分が…と思って)
 まさに縁に連るれば唐の物。そのお店は私も十年数年前から知っていたし何度か行ったこともあるのに、興味を持ったとたん、無縁だったものと関係ができてしまうのですから。

 それと同じくして、先週の中頃、旦那の友人に合う機会がありました。その方と旦那は十数年来のお付き合いがあり、久しぶりに訪ねてきたそう。そこへ偶然フラッと私が立ち寄り、旦那にその方、晃くん(旦那がそう呼んでいた)を紹介されたのです。
 晃くんの話は以前から聞いてはいたものの、私はその時が初対面。でも、旦那とは旧知の仲だということもあって話がはずみ、居酒屋の養老乃滝で働いているということを聞いちゃったため、タダ酒目当てに「養老乃滝、行ってみたいな〜」となどとおねだり。晃くんはニコニコと「そうですね〜」と笑っただけだったので「ちっ、腹を読まれたか…」とその日は引き下がることに。
 しかし翌日、晃くんから電話があり、5日後に急遽「飲み会」が決定! で、行ってきました池袋の養老乃滝!
 メンツは晃くんと部の上司、開発なんちゃら部の谷酒部長さん。この部長さん、私よりお年も若く、とっても面白い方で話上手。いや〜盛り上がった、盛り上がった! レモンサワーの焼酎が濃いせいか、いつも通りに飲んでるはずなのに酔いも回る回る! トイレで席を立つ際にすっ転んでしまったほど。
 でも、そこは仕事熱心(?)な私。転んでもたタダじゃ起きません。(って、言葉の使い方が違う?)せっかく業界老舗の養老乃滝に来てるんですから、以前から興味があった業界の裏話でも聞いて、物語に活かすぞ、と。
 裏話なんて教えてくれないだろうな〜と思いきや、メニュー開発をされている中村マネージャーさんまで呼んでいただいて、興味深いお話をいっぱいしてくださいました。飲み過ぎて覚えてない部分もチラホラありますが、この話は物語に反映させたいな〜と思っています。
 ちなみに中村マネージャーさんは和の達人で、修業中の頃、ドラマ「味いちもんめ」の料理を担当していたことがあるそう。そして中居くんの手(魚を捌いたり料理する手元のアップ)としても出演されたのだそうです!

 こういったことが立て続けに起きると、縁とか因縁って本当にあるのだなぁ〜と思ってしまいます。何はともあれ、一度結んだ縁ですから、切れないように大切にしなければいけません。
 今後、タダ酒をねだらないようにしたいと思います…。