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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第94回 今日も食べては書いてます! …Vol.91 『やっぱり築地市場はいいな…』
皆様それぞれ"パワースポット"をお持ちかもしれませんが、福田氏の場合は日本の台所・築地市場! 〈独立編〉の主人公・伊橋くんが市場でいきいきしているのには、こういうわけがあったんです。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
築地市場の場内。子どもの頃からウン十年、この雰囲気 は変わらず残っています。こういうのを古き良き昭和、 というのでしょうね。
別名「活け物屋」の活魚専門の仲卸店さんで撮影した資 料写真。真鯛の尾に入れた切れ目から針金を指し、神経 抜きをします。ちなみに活け締を担当される方たちの多 くは、ウエットスーツを着用しています。これは暴れた 魚が飛ばす海水や血などでビショビショになるからだそ うです。
活け物屋さんの店頭写真。活け締にしたハマチ、カンパ チ、イシダイ、マダイ、ヒラメ、スズキなどが並んでい ました。ちなみにこの写真は2011年6月の終わり頃に撮 影したものです。
タイラガイ発見。貝殻があまりにも巨大だったので思わ ず撮影。パッカリ大口を開けているけれど、鮮度バッチ リ、生きているそうです。自分はどちらかというとホタ テよりもタイラガイ派…。
シロガイ発見。大好物だし、いつか使えるかも…と、と りあえず撮影。これは北海道産。正しくはサラガイと言 い、別名マンジュガイとも呼ばれているそう。焼き蛤の ように焼いたり、酒蒸しや茹でて刺身、和えもので食べ ます。身は歯切れがよく、さわやかな甘味がありつつも サッパリとした味わい。




 最近、〈独立編〉で築地市場のシーンが増えてきたと 思いませんか? これにはちょっと理由がありまして…。

 1つはには子どもの頃の記憶です。12月も近くなると お正月が待ち遠しく、大人の忙しそうなさまを見てはソ ワソワしていました。そしてお正月用の買い出しは母に 連れられ築地市場へ。自分的には築地市場は俳句の季語 のようになっていて、寒くなってくると連想ゲームのよ うに「お正月→年末→築地市場」となるからなのです。

 1週間前の出来事なんてすっかり忘れてしまうのに、 純真無垢な子ども時代に経験した楽しい出来事はいつま でも記憶に残るものなんですねぇ。今は不純真黒なんて ツッコミはさておき…。

 もう1つの理由はお話しがマンネリ気味かも? と、 気になってきたからです。料理店の大将となった伊橋く んの物語ですから、どうしてもお店でのお話が中心にな ってしまいます。当然といえば当然なのですが、お客さ んを交えたお話になると舞台はカウンター席だけで動き がなく、セリフばかり多くなります。場面が移動しても 「板場→カウンター→ホール」の繰り返しになりますし。

 他にもいろいろ理由はありますが、こんな感じで築地 市場が出てくるわけです。でも、築地市場は不思議な所 で、市場に溢れる活気のおかげで、行くと元気になれる というか、やる気が伝染するというか。取材させていた だいた何人もの板前さんもそうおっしゃっていましたし、 以前物語にも書かせていただきました。ちなみに、築地 市場が登場するお話を書いているとなんだかウキウキし て元気になります。築地市場ってある意味、凄いパワー スポットなのかもしれません。

 今でも年に1〜2回程度行って、資料写真を撮りつつ ご飯を食べつつ、お買い物三昧しています。ただ、仲卸 さんへの取材はなかなかできないので、知人に写真を撮 ってきてもらったり、仲卸さんに話を聞いてもらってい ます。

 今回は「のり巻き」のお話に出てきた「活け締」シー ンの資料写真を含め、数点ですが貼り付けておきます。  早いものでもう12月。みなさんもお正月の買い出しに 築地市場へ行ってみてはいかがでしょうか。元気になれ ること請け合いです!