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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第101回 今日も食べては書いてます! …Vol.98 『無くてはならないもの』
春分の日も過ぎ、いよいよ春の到来を肌で感じる季節になりましたね。ただしこの麗らかな季節には、ひとつ大きな厄介ごともあります。担当の私もそうなのですが、福田氏もついに……。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
スープパスタを作ってパクチーをトッピング。鼻づまりのせいで塩辛くなってしまった上、パクチーの香りもほとんど感じません。美味しさを感じないって、私の場合、けっこうな不幸かも…。
無くてはならないモノの1つ、メガネ。見事に折れていたので、間接着剤で修理に挑戦。しかし、くっつくどころか、漏れた接着剤で右手の人差指と中指がくっついてイラっ! 仕方なく新しいメガネを買いました。
無くてはならないモノの筆頭。あべ善太先生原作の「味いちもんめ」の単行本全33巻。ン十年前、何度も何度も読んで、やっとのことで初めてのシナリオを書きました。もちろん、迷ったときには今でも必ず読み返しています。もう、私のバイブルです(笑)。
花粉が付くので、この時期の洗濯物は部屋干し。しばらく出ていなかったベランダに春の息吹(?)発見! 数年前に小松菜の種を蒔き、その後ほったらかしにしていて全滅したと思っていたところ、この春なぜが1株だけ芽ぶきました。発芽しない種が残っていたのか、人知れず花を咲かせて種が飛んだのか分かりませんが、植物の生命力にビックリ。ちょっとだけ3月が好きになった瞬間でした。
 春の訪れを感じさせる3月。本当ならワクワクする時期なのに花粉症を患ってから、憂鬱な月になってしまいました。
 毎年症状が悪化していくので、今回は年末からアレルギーを抑える薬を飲み続けていました。そのおかげか、目のかゆみやクシャミ、止まらない鼻水もなんとか収まり、憂鬱な3月からウキウキの3月になるかも? と思っていました。が、最近、鼻水がどうも粘性を帯びてきて(汚い話ですみません)、鼻の通りが悪いのです。そのせいか頭が重く、ボーッとした感じが続くように…。でも、例年よりはマシか…と思っていたある日、夕食に大好きなジンギスカンを食べていたときのことです。
 ラム肉のあの独特な香りが好きで、我が家ではよくジンギスカンをします。生ラムの肩ロースをジュっと焼き、クレイジーソルト(香草、ガーリックが入った塩)やベルのタレでいただきます。  クレイジーソルトをつけ、ラム肉を口に入れたのですが、ラムの独特な香りがしないのです。初めはお肉の鮮度が良すぎるのだと思っていたのですが、何度が食べ進めていくうち、クレイジーソルトの香草の香りも感じないことに気づきました。
 私が一番恐れていた、花粉症による味覚障害(?)のようです。甘い、塩辛いの味覚は分かるのですが、苦み、酸味がハッキリと感じません。そして香り。クンクンとよく嗅いでみないと、匂いがしないのです。食べることが唯一の楽しみの私にとって、これは非常事態! お医者さんにお聞きしたところ、抗アレルギー剤の影響も考えられるので薬を変えてみるが、花粉症のシーズンが終わるか、アレルギー症状が収まるまで、続くかも…と。ガーン!! かなりのショックですね、これは…!! 鼻づまりがこれほど、味覚に影響するなんて、今さらながらの驚きです。

 余談ですがこの時期、花粉症の料理人さんも多いはずですよね。プロの方にとって味覚や嗅覚は無くてはならい大切なものですから、どんな対策を取られているのか、興味シンシンです。あ、もしかしたら「花粉症の料理人さん」をテーマに1本書けちゃうかも? 来シーズン、ちょっと挑戦してみようと思います。
 と、憂鬱な3月を過ごしているわけですが、悪いこと(?)は続くもので、壊れ運の星回り(?)。先日、朝メガネをかけようと持った瞬間、メガネが真っ二つ! さらに洗髪後、髪を乾かすべくドライヤーのスイッチを入れたところ、焦げ臭い匂いがするだけで風が出ず。そしてこどもの電動鉛筆削りがウンともスンとも動かない…。
 値が張るものではないので、買い換えればいいのですが、使いたいときに使えないのは本当に困ります。メガネなんかほぼ商売道具みたいなモノですからね。
 普段、何気なく使っているものですが、壊れて不自由になってその有難さが分かるんですね。これってモノだけじゃなく、人にもいえることなんですが…。いろんな意味で「無くてはならないもの」について考えてしまった3月でした。