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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第104回 今日も食べては書いてます! …Vol.101 『年は薬』
漫画家・小説家を問わず、作家という職業の方の人間観察力に驚かされることはよくあります。私たちが何気なくすれ違ってゆく人々に対する独特の目線が、漫画のキャラクターのもとになることもあるようで……。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
早くて安くて美味しい焼き鳥が大好き。焼き鳥屋さんて、お酒の値段も安いから利用頻度が当然高くなります。最近近所に、安価な焼き鳥、モツ焼き店が増えました。大酒飲みには嬉しい限りです。これは梅シソ串。
ポテトサラダはマストなおつまみ。自分で作るとなると結構手間がかかるので。ことらは焼き鳥屋さんらしく、鶏肉が入っています。
久しぶりに焼肉店へ。ここのマッコリはなんとアルマイトのミニやかんで出てきます。そういえば子どもの頃、家にあったのはこのテのヤカン。生まれた時代がバレバレですね(笑)。
子どもが幼稚園に通っていた頃は、週4日お弁当を作っていました。まあ、それが面倒で面倒で…。今は給食があるのでとってもラクチン! 遠足などではお弁当になりますが、たま〜に作るので気は楽だし、チカラが入ります。
 ちょっと前、姉との会話の中で出た『年は薬』という言葉。人というのは年齢を重ねるにつれて自然に思慮分別が身に付いてくるという意味なのだそうです。

 意味を聞いた瞬間、己を振り返って思わずドキッ!! 年齢を重ねるにつれて自然と開き直って、深く考えもせず欲望をむき出し、適当に生きているような…。とりあえず、この時 は反省して『思慮分別を心がける』という目標を立てました。

 が、しかし! 反省したのも束の間、つい先日、忙しい、 忙しいと何かと理由をつけて夕食の支度を放棄し、外食へ。しかも栄養とかバランスなんて考えもせず自分の好きな物を好きなだけ食べる、さらに次の日のことも考えず好きなだけ飲む。酒が酒を飲むってヤツですね。思慮分別どころか理性を失っちゃうんですな。翌日はもちろん、こりゃマズいよ…となってガッツリ反省。もう一回「思慮分別」を肝に銘じたワケです。で、ハタと気がついた!このコラムを過去に遡って読み返してみたら「反省→決意」って話ばかり! しかもその決意や目標はどれもが未達成。まったくもって砂上の楼閣、机上の空論…。

 いや〜自分の書いたものを読んで顔が赤くなったり青くなったりするなんて、どういうことでしょう…。反省するだけなら猿にもできる、なんてセリフを思い出してしまいました。というワケでこれからは反省はしても実現不可能なことは言わない、書かない、思わないようにしようと思います。でも、自己弁護するワケではありませんが、思慮分別に欠けた人ってたま〜にいますよね。

 先日、車進入禁止の商店街を歩いていたら、前方から自転車に乗った白髪のお爺さんが猛スピードでやってきて「ボヤっとしてんじゃねぇよッ!」と、捨てゼリフを残して走り過 ぎていきました。何かお急ぎのご用でもあったのでしょうか、お元気で何よりですが、温厚(?)な私も思わずムッ。心の中で「クソジジィ!」と呟いてしまいました。

 また、女性2人で行ったとある居酒屋で隣り合ったこれまたご年配の男性に「女がこんな時間にこんな所で飲んでるなんて信じられんよ」と、説教を食らったことがありました。一度も言葉を交わしたことが無い初対面の男性で、時間は夜の9時。しかもこの男性、お店の人相手に女性が接客する飲食店での武勇伝を延々と話しておられました。腹が立つというより、ちょっと面白い出来事でしたが…。

 でも実は、世の中の「思慮分別」に欠けた方々というのはネタの宝庫でありまして…。そういった人たちの言動や行動が登場人物の性格付けに役立っています。

 伊橋君のお店「楽庵」に入った新人・秋津くんも今まで出会った複数の人をモデルに1人の人物として作りました。

 余談ですが、このお仕事のおかげで(今では職業病?)人間観察力がついたように思います。そしていろんな人たちとお話したり、その人の人生や考え方などを想像するのが楽しみになっています。ただ、人を見る目はまだまだ養われてはいないような気がしますが…!?