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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第108回 今日も食べては書いてます! …Vol.105 『「日本橋 ゆかり」にて』
『味いちもんもんめ〈独立編〉』の連載も100回を越え、伊橋君の大将姿もすっかり様になってきた今日この頃。人として成長していく過程には、思わぬ縁の持ち主との出会い、ということがあるようです。今回、原作者の福田さんも……。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
いつもにこやかな倉田先生。お会いした翌日は大学の講義があるそうで、兵庫県へ行くとのこと。お忙しいのは仕方ないけれど、お体大切になさってください。
「日本橋 ゆかり」の椀物。椀種は茶そばを芯にして白身魚を巻いたの。出汁の香りも高く、ジュンサイのツルっとした喉越しが楽しめるお料理でした。
ボリュームたっぷりのお造り。個性的で、涼やか且つ、楽しい盛り付け。鯛は明石産という拘りです。
頭も骨も食べられる大きさの鮎。「赤坂 菊乃井」さんのおかげで、同じ物を仕入れられているとか。
煮物椀。京都から仕入れている賀茂ナスだそうで、ナスがこんなに味の濃い野菜だったとは…と思わせるものでした。美味!!
あさりの炊き込みご飯。炊飯釜で炊きたてのご飯が供されます。
野永さんの食材への拘りは強く、野菜も京都の有名な生産農家、東京 の生産農家から仕入れているそうです。
 先月末、担当編集さんのご配意で「独立編100回記念お食事会」と「単行本カバー撮影のお願い」を兼ねて、倉田先生、担当編集さんと共に「日本橋 ゆかり」さんへ行ってきました。

 多忙な倉田先生とも久しぶりにお会いでき、ゆっくりお話をうかがうことができました。
 お話の内容はもちろん「味いち」が中心です。これからの伊橋くんについて、先生がお考えになっていることを話してくれました。
 雇われとはいえお店を持ち、弟子を抱える大将となった伊橋くん。 この先、どんな展開になっていくのか…? 私は現在、大将としての伊橋くんを書くのが精一杯で、先のことはあまり考えていなかったので、先生の構想は新鮮で面白くとても勉強になりました。
 まだ決定ではないので、今ここで詳しく書くことはできませんが、「伊橋くんの修業はまだ続く!?」といった感じです。ただ、将来的には必ず変化が必要になってくるので、今からいろいろ考え、少しずつでも準備をしなければなりません。ちょっぴり大変ではありますが、伊橋くんの次なる未来を考えるととてもワクワクします。
 ちょっと先のお話で、しかも詳細は書けないので申し訳ないですが、今後の展開にご期待いただき、応援していただけると嬉しいです。

 さて、次回の単行本カバーの料理写真は「日本橋 ゆかり」の三代目、野永喜三夫さんにお願いすることになりました。こちらのお店は昭和10年創業の老舗日本料理店。宮内庁に親子三代出入りを許 された名店で、春と秋の園遊会や新嘗祭などのお手伝いに出向いているそうです。そして、自分で勝手に思いこんでいるだけですが、少なからず縁のあるお店だったのです。
 三代目の野永喜三夫さんは若かりし頃、京都の名店「露庵 菊乃井」さんで修業された方。菊乃井さんといえば私が初めて京都取材をしたときに訪れた料亭で、ご主人の村田さんには何度かお会いしてお話をうかがっていました。もちろん京都木屋町「露庵 菊乃井」さんにも何度か行ったことがあります。かれこれ10年ほど前のお話 ですが…。
 そして野永さんは京都修業時代、毎日のように京都のカリスマ農業家と言われる樋口さんの畑に行き、農作業を手伝っていたそうです。
 樋口さんには私もお世話になり、何度も取材させていただきました。実はその樋口さんから取材時に野永さんのお話をうかがっていたのです。「彼は勉強家で腕のいい料理人。いい人だよ」と。
 そういった縁もあり、評判だけは伺っていた野永さんと数年を経て今回初めてお会いすることができました。お料理はもちろん美味しく、盛り付けは個性的で美しく、素材へもただならぬ拘りがありました。そんな野永さんがカバーの料理を作ってくださるなんて、ちょっと感動です。発売日は8月末(?)とまだ先ですが、ご期待 ください!
 ちなみに「日本橋 ゆかり」でネット検索をしますと、野永さん の拘り、ご活躍ぶりが垣間見れます。