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【新・味いちもんめ】の舞台裏
第122回 今日も食べては書いてます! …Vol.119 『旅立ち…?』
人間、誰にでも旅立ちの時があります。漫画の主人公もまた、しかり。そしてそれは、物語を作る福田氏にとっても、新たな旅立ち=挑戦でもあるのです。
文/福田幸江(『味いちもんめ〜独立編』シナリオ執筆者)
今回「越後湯沢」が登場するのですが、とりあえず行って写真に収めてきました。東京駅から新幹線MAXに乗って約1時間半で到着。近っ!!(写真は帰りのMAX)
駅構内では小説「雪国」のヒロイン駒子のお人形がお出迎え!
まさにトンネルを抜けるとそこは雪国!! 三日間振り続けたそうで、かなりの積雪でした。東京モンの私は喜びましたが、地元の方は雪下ろしが大変…とおっしゃっていました。
越後湯沢駅の1階にある魚屋さんの軒先には、鮭と鰤が吊るされていました。鮭は見たことはあるけれど、鰤は初めて! そのまま薄くスライスして食べたり、炙って食べたりするそうです。
 今回は、いい加減でちょっぴり胡散臭い(?)拝島、山賀の思いつき(?)で、早瀬くんの実家へお手伝いに行かされそうになる伊橋くんのお話です。
 雇われといえどお店の責任者である伊橋くん。果たして首を縦に振るのでしょうか…?  ストーリーを書くとき、いつも気になるのが主人公・伊橋くんの成長ぶり。あべ善太先生がお書きになった伊橋くんは、どこか破天荒ではつらつとしていました。それから私が書くようになって、少しずつですが伊橋くんは大人になっていったわけですが…。
 お店の責任者であり、大将となって人の上に立っているわけですから「大人」でなくては務まりません。ただ、伊橋くんの勝気に物事を進めて行く…といった持ち味がどんどん薄れていっているのではないか、と。

 だいぶ前のことですが、倉田先生や担当編集者さんから「伊橋くんが大人しくなりすぎている」とのご意見をいただいたことがありました。成長した姿を描こうとするあまり、伊橋くんの個性が埋もれてしまったのです。
 成長と個性のバランスは、いつも気にはかけていますが、これが結構な悩みどころでして。そして取材やカバーの料理撮影を通して出会った一流の料理人さんたちのお話が、その悩みを深く(?)させたのです。
 一流の料理人さんは、どの方も驚くほど好奇心と向上心がいっぱいのチャレンジャー。休みの日には絵画や書画、陶芸をやられていたり、日頃扱っている食材の産地をいくつも訪ねたり、漁師さんと共に漁に出たりする方もいらっしゃいました。
 いろいろお話をうかがっていくうちに、伊橋くんの持ち味は元より、このまま伊橋くんをお店に縛りつけていてもいいのだろうか? 本来の伊橋くんなら、この立場を良しとするのだろうか? と。  そんな中、倉田先生もいろいろ考えていらっしゃったようで、「伊橋くんの進むべき道」についてアドバイスしてくださり、昨年夏ごろから打ち合わせを重ね、伊橋くんの目を少し外に向けてみようか…、ということになったのです。

 最後に伊橋くんは首を縦に振ることになるり、とりあえず旅立ちます。さてその先には…?

 すでに取材は済んでいます。先日、倉田先生、担当編集者さんと、とある地域を取材をしました。実りあるとっても楽しい取材でしたが、そのお話はまたの機会に!