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Vol.3  ほうとう(山梨)
旅ゆけば、その地ならではの食べ物を食したくなる…それが人情ではないでしょうか? 全国各地の郷土料理を、実際に作りながら紹介するこのコラム。今回は、山梨県の「ほうとう」。最近は山梨県外でも「ほうとう」は入手しやすくなりました。ご家庭でも作ってみてはいかがですか?

こちらは数年前の7月、河口湖のドライブインで食べた「ほうとう」。季節の野菜のモロッコインゲンが入ってました。かつては、「カボチャほうとう」は夏〜秋に食べられていたそうで、秋はきのこ、春は山菜と、冬は根菜類と、その季節にできる野菜で作ったそうです。

かの武田信玄も推奨した!? 山梨名物と言えばコレ!!
 昨年末、山梨県甲府の温泉地に行った担当編集さんが、甲府駅前で初めて「ほうとう」を食べ、その美味しさとボリュームに驚いたそう。“うまいもんだよ、カボチャのほうとう”こんなフレーズを聞いたことありませんか? …ということで、今回は有名な山梨県の郷土料理「ほうとう」をご紹介します!
 山梨県は日本のほぼ中央にあり、県土の約8割は山地で、平地が少ない県。その昔、山間部では稲作ができなかったため、米にかわるものとして小麦粉で作った「ほうとう」を食べていたそうです。戦後くらいまでは“ほうとうが打てないと嫁に行けない”と言われていたほど、女性が覚えなければいけない大事な仕事で、各家庭で日々ほうとうを打ち、季節の野菜と共に煮込み、自家製の味噌で味付けをして夕食としていたのだそうです。
 では、いつ頃から食べられていたのでしょう? 調べてみると、「ほうとう」の語源とされる唐の「飩(はくたく…汁の中に麺を入れた料理)」が平安時代に日本に伝わり、戦国時代になって武田信玄が兵食として作らせたことから広まった…という説がありました。とはいえ、来歴や語源に関しては諸説あって断言はできませんが、少なくとも1000年以上前から食べられていたことは間違いないようです。
 平たく言えばほうとうは、うどん入りの具だくさん味噌汁を煮込んだものであり、家庭料理です。結構簡単に作れるので、寒い夜の夕食、夜食に作ってみてください。

[レシピ〜recipe〜] ほうとう(2人分)

(材料)
●豚肉(薄切り)…150g
●カボチャ…100g
●里芋…100g
●大根…100g
●ニンジン…1/2本
●長ネギ…1/2本
●シメジ…1/2パック
●インゲン…3本
●油揚げ…1枚
●ほうとう…200g
●出汁…5カップ
●味噌…大さじ3
●しょうゆ…大さじ1/2
●みりん…大さじ1/2
※材料の豚肉はロース、モモ、バラなど、好きな部位を。
豚肉のほか、鶏肉で作ってもおいしくいただけます。
   
(作り方)
①…豚肉はひと口大に切る。
②…里芋は皮をむき、下茹でしてぬめりをとっておく。
③…カボチャは5mm程度の薄切り、ダイコンはいちょう切り、ニンジンは半月切りに。
④…長ネギとインゲンは長さ5cm程度のななめ切り、シメジは小房に分け、油揚げは短冊切りにする。
⑤…鍋に出汁を入れて①、②、③を入れ、野菜にある程度火が通ったらほうとうを加えて、5〜6分煮込む。
⑥…⑤にみそを溶き入れ、しょうゆ、みりんを加えて、中火で2〜3分煮込めば出来上がり。
「ほうとう」はトロミのある出汁が特徴。それは、下茹でしない生麺をそのまま鍋で煮込む故。ただし、麺についている打ち粉をよく振い落とさないと、ダマになったりドロドロになるので注意が必要。出汁はカツオと昆布や、粉末出汁でもかまいませんが、昔は煮干しを使った出汁が一般的だったそうなので、煮干しを使ってみてはいかが? その場合、煮干しの頭と腹のワタをとり、数時間水に浸してから火にかけ、アクを取りながら中火で10分ほど煮立てます。